お久しぶりです。大変お待たせいたしました、「パワースポット巡り」をご案内いたします。
今回は2ページに渡る特集です。お楽しみください。
前略
下鴨神社と糺の森の歴史は古く、平安時代にはおよそ4950000平方メートルもの広さがあったとされる神域は、応仁の乱などによる焼失や没収を繰り返し現在に至ります。『源氏物語』や『枕草子』にも謳われた森は、ケヤキやエノキなどのニレ科の落葉樹を中心に、かつて山城国と呼ばれた頃の植物相を留める悠久の原生林なのです。そんな美しい森のそこかしこには、それぞれ御手洗川・泉川・奈良の小川・瀬見の小川と名付けられた清流が木漏れ日に輝きを放ちながらせせらいでいました。
名前の由来は、地理的な見地による「只洲」や湧きいずる清水を意味する「直澄」など諸説混在しますが、真印先生のお話を伺うと、中でも「偽りを糺す」という意味が最もふさわしく感じられました。下鴨神社における最も有名な祭礼の一つ「葵祭」の名称が、光源氏の正妻である「葵の上」からきていることや、紫式部が『源氏物語』(十二帖「須磨」)の中で“憂き世をば今ぞ別るるとどまらむ名をば糺すの神にまかせて”と、光源氏に対する噂のなりゆきは糺すの神に委ねましょうと詠った万葉人の想いこそが、この森を神聖たらしめているような気がしました。
当初は御所にも足を運んでみたいと言っていた真印先生でしたが、鴨川を渡ってひとたび糺の森に足を踏み入れた瞬間…
「素晴らしいわね。本当に時間が止まっているわ。この森全体が神聖よ」
と、木洩れ日の先を高い梢に探しながらさっそく散策を始めていました。
「同じ都会に存在する森林でも、明治神宮の森とは違う…もっと強い波動を持っているわね。こちらの方が圧倒的に強力な存在感。その上、清々しいというか優しいというか、自然な感じ。許されるなら、ずっとここに居たいって気がするわ」
人の手によって作られた杉や檜の林とは違い滋味豊かな広葉樹の森は、歩く速さや立ち止まった視線の高さによって様々に変化し、風渡る梢が訪れる者を優しく包んでくれるようです。仲良く手をつないで散策する老夫婦や幼子に水遊びをさせる母親の姿を、森のあちらこちらに見ることができました。
そんな予想外の感動に心を躍らせながらさらに奥へと進むと、ややオレンジがかった朱色の大鳥居が見える辺りで真印先生が立ち止まりました。そして参道から右へ、恐らくは「切芝」と呼ばれる高さ20センチほどの盛り土をされた場所で、そこだけ視野を遮る木々の無いぽっかりと空いた空を見上げています。
「ねぇ見える。そこに、大人2人が抱えるほどもある大きな白い光の柱が立っているでしょ。ここはすごいわ。…伊勢神宮よりも遥かに大きなパワーを感じるわ」
後略
はい。いかがですか?
「糺の森」、皆さんも気になっていたでしょう?素晴らしいスポットでした!
そんな「糺の森」の素晴らしさに心を打たれながら、1年半続けた「パワースポット巡り」の連載を休止いたします。とは言っても、これからも真印のスピリチュアルな連載は続きますし、パワースポットもご紹介して行きます。
と言うわけで、まずはお楽しみください。
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パワースポット巡り 『下鴨神社と糺の森』
2009年11月25日 16:28